魅力ある学校づくりを加速 教員不足解消も、初会見で三重県教育長

【初の定例記者会見で抱負を述べる長﨑教育長=県庁で】

長﨑禎和三重県教育長(59)は21日、就任後初の定例記者会見に臨んだ。「教育のかじ取りを担うことへの重責を感じている。未来を担う子どもたちのために全力で取り組む」と抱負を語った。

長﨑教育長は会見で、一見勝之知事に就任を依頼された際の心境を「身に余る話だと思ったが、子どもの可能性を引き出す教育行政の役割に、非常にやりがいがあると感じた」と振り返った。

教員出身ではない立場での就任に「不安はあった」と明かしつつ「県教委事務局や学校で勤務していた当時の先生らが、今は校長。現場の声を聞くチャンネルはあると思っている」と述べた。

教育行政を巡る「一番の課題」として、人口減少を挙げた。「将来を見越し、魅力ある学校づくりを加速させたい」と強調。高校再編を含め、学校の魅力向上や改革に取り組む考えを示した。

教員不足を解消するため、教職の魅力を高める取り組みに注力する考えも示した。「教員のなり手不足にあらゆる手だてを持って取り組む。教員にあこがれる子どもを増やしたい」と語った。

また、盗撮行為など、相次ぐ教員の不祥事については「信頼されるべき先生による卑劣な行為は残念。一部の行為で教員や学校が信頼をなくせば日々の努力が無になってしまう」と指摘した。

この日の会見では、来年度予算などへの反映を求めて国に要望活動を実施すると発表した。学校の活性化に向けた支援の充実など、21項目。23、24の両日に文科省などを訪れる。

長﨑教育長は元県職員で、地域連携・交通部長や政策企画部長などを経て一日から現職。県職員時代には昴学園高の事務職員や県教委事務局教育総務課の班長も務めた。中央大法学部卒。